今使っているテレビの調子が悪い!
電源を入れてから、ちゃんと映るまでに 15分ぐらいかかる
「チャンネル設定がされていない」と表示され、たまに映らないことがある
ってことで、買い替えを決意しました。
よい機会なので、どういうポイントを見れば、お気に入りのテレビを手に入れられるのか、色々調べたのでまとめておきたいと思います。
ご覧になっている方の、参考になれば、幸いです。
テレビの種類
今のテレビは、大きく分けて、2種類あります。
- 液晶テレビ
- 有機ELテレビ
それぞれ、メリットとデメリットがあるので、まとめておきます。
液晶テレビ
多くの方が使っているテレビが、この液晶テレビなのではないでしょうか?
バックライトが搭載されているので、明るい映像を見る時や、明るい部屋で見るのに良いそうです。
液晶テレビのメリット
- コストパフォーマンスがよい
- サイズや機能など、多くの種類の中から選ぶことができる
- 消費電力が少ない
- 寿命が長い
液晶テレビのデメリット
- 種類によっては、斜めから見た時に白っぽくなり、見えにくい場合がある
有機ELテレビ
最近、家電量販店でもみかけるようになってきた有機 ELテレビ。
昔あったプラズマテレビと同じように、バックライトを使わずに自分で発光します。
有機ELテレビのメリット
- バックライトや放電スペースがいらないので、非常に薄くて、軽い
- 斜めから見ても、映像の変化が少なくて、見やすい
- 画像が鮮明できれい(特に黒色)
- 応答スピードが速いので、スポーツなど素早い動きを見るのに適している
有機ELテレビのデメリット
- 有機ELの仕組み上、焼き付けと呼ばれる現象が起こりやすい(防止機能が付いた製品もある)
- 光沢画面が採用されている機種は、窓から差し込む光など、映り込みが気になる場合がある
- 映像が良すぎて、目が疲れやすくなる人もいるらしい
- 小さいサイズの型があまりない
液晶テレビと有機ELテレビの違いを考えると・・・
ざっくり言うと、コスパの液晶と、映像の有機ELという感じです。
壁掛けにしたい場合や、ご家族多い方、大人数で同時にご覧になる方、映像にこだわりのある方などは、有機ELテレビの方がよいと思います。
テレビの解像度(HD・フルHD・4K・8K)
次に見ておきたいポイントは、テレビの解像度。
解像度とは、映像をどれだけ細かく表示できるかを「画素数」で表したものです。
下のような感じで、右の方が画質が良く、綺麗に見えます。
HD << フルHD << 4K << 8K
HD・フルHDとは
一般的な地上波デジタル放送に合わせて作られているものが、このHDです。
フルHDは、現在のブルーレイやデジタル放送で見ることができる最大のサイズで、よりきれいに表示することが可能です。
4Kや8Kに対して、2Kと言われたりします。
多くの方が、まだこのHDやフルHDのテレビを使われているのではないでしょうか?
4Kとは
フルHDの 4倍の画素数があり、別名「ウルトラHD」と呼ばれているもので、より自然で鮮やかな映像になります。
最新のゲーム機で綺麗な映像のテレビゲームを楽しむ方や、インターネットで映画を見たりするかたにおすすめです。
2023年12月より、NHKで、4K放送が始まっています。
また、VOD(Netflix、Amazon Prime、Youtubeなど)でも、どんどん 4K映像に対応してきています。
今後は、4Kが当たり前になってくるみたいなので、4K選んでおいた方が無難かもしれません。
一つ注意して欲しいのは、家電量販店でよく見かける「4K対応テレビ」と「4Kチューナー内蔵テレビ」というもの。
この2つ、なんとなく同じように見えますが、全く違います。
「4Kチューナー内蔵テレビ」は、このテレビを買えば、それだけで4K放送を見ることができます。
しかし、「4K対応テレビ」は、4K映像を表示できるテレビというだけです。
4K放送を見るためには、別途4Kチューナーを購入し、接続する必要があります。
また、「NHK BS」や「NHK BSプレミアム4K」を見る場合には、チューナーのほかに、4Kに対応したBSアンテナが必要になりますので、ご注意ください。
8Kとは
NHKが、スーパーHDという名前で開発してきたフルHDの16倍の画素数のものです。
究極の映像を表現するために作られ、すでに世界規格として認められています。
しかし、テレビでもVODでも8Kに対応しているものは少ないので、今のところ、8Kを有効に活用できる環境は整っていないと思います。
ちなみに、この8Kを見るのにも、対応したチューナーやBSアンテナが必要になりますので、ご注意ください。
解像度は高いものほど必ずいいわけではない
解像度が高いものほど、きれいに見えると思いますよね?
実は、解像度が高いテレビでも、あまりにも近くで見ると荒く見えます。
解像度の違いを感じるには、テレビのサイズとテレビまでの距離が、深く関係しているんだそうです。
大きな部屋で、大きなテレビを見るのであれば、その解像度の違いを感じることはできます。
しかし、狭い部屋で、小さなテレビをみるのであれば、解像度の違いを認識できないんだそう。
解像度の高いテレビの購入を検討されている方は、部屋の広さなども考えて購入しましょう。
テレビのサイズ
ご存じだとは思いますが、先ほどの解像度と同じで、部屋のサイズにあったテレビのサイズがあります。
お子さんがおられるご家庭では、お子さんの視力を守るためにも、是非気を付けて欲しいポイントです。
好みもあると思いますが、部屋の大きさと適したサイズの目安。
部屋の大きさ | テレビのサイズ |
---|---|
6畳 | 24~32V型 |
8~10畳 | 32~40V型 |
10~12畳 | 40~49V型 |
12畳~ | 50V型~ |
さらに、4KとフルHDでは、適切なテレビとの距離も違うんだそう。
テレビのサイズ | 画面の高さ | テレビとの距離(4K・8K) | テレビとの距離(フルHD) |
---|---|---|---|
43V型 | 52.9cm | 約80cm | 約160cm |
50V型 | 61.6cm | 約90cm | 約180cm |
55V型 | 68cm | 約100cm | 約200cm |
65V型 | 80.4cm | 約120cm | 約240cm |
75V型 | 92.8cm | 約140cm | 約280cm |
他に気になるテレビの機能
録画機能
TVerや有料の動画配信サービスなど、インターネットで見る機会も多くなってきました。
が、やっぱり録画機能が欲しいという方も少なくないはず。
ということで、録画機能についても、最近の流行を調べてみました。
録画機能付きテレビ
録画機能付きテレビには、録画するためのハードディスクが、最初から内蔵されているものと、外付けタイプの2つのタイプがあります。
最近では、外付けのハードディスクだけではなく、USBメモリタイプのスティックSSDというものがあります。
また、外付けハードディスクには、一定の場所に置いたままで使う据え置きタイプと、持ち運びできるポータブルタイプ、があります。
ハードディスク内蔵のメリット
- テレビを買っただけで、何もせずにすぐに録画ができる
- 余計なスペースが必要ない
- 配線がごちゃごちゃしない
- テレビだけのコンセントでOK
外付けハードディスクのメリット
- ハードディスクの容量を選べる
- テレビを買い替えても、新しいテレビでそのまま使えて、録画番組を引き継げる(シーキューボルト対応製品のみ)
- テレビが壊れても影響を受けない
録画機能がついたテレビを買う時に注意して欲しいポイント
最初に、気を付けて欲しいポイントは、ハードディスクの容量です。
BS4K放送を録画する場合には、地上デジタル放送よりも容量を消費します。
録画したい番組の種類、番組の本数などに応じて、自分に必要な容量を考えましょう。
また、容量が少なくなると、動作が不安定になる場合がありますので、容量には少し余裕を持たせておきましょう。
外付けハードディスクで、容量が小さいタイプものでよければ、スティックSSDタイプがおすすめです。
ケーブルも電源も必要ありませんし、とても静かで、テレビに直接さすだけで使うことができるので、壁掛けでも使うことができます。
次に気を付けて欲しいポイントが、テレビに搭載されている受信チューナーの数です。
受信チューナーの数しだいで、同時に録画する番組数が変わります。
全録など、同時に複数の番組を録画したい方は、必ずテレビに搭載されている受信チューナーの数を確認してください。
最後に一つだけ。
外付けハードディスクには相性があり、ほとんどのテレビメーカで、この相性をウェブサイトで紹介しています。
また、ハードディスクを販売しているメーカーも、動作確認がとれているテレビを紹介していることがあります。
あまり手間もかからないので、一度は相性を確認しておきましょう。
ハードディスクレコーダー、テレビチューナー
テレビに録画機能がついていない場合には、テレビとは別にハードディスクレコーダーや、録画機能付きのテレビチューナーを使うことで録画することができます。
気を付けて欲しいのが、テレビと同じように、ハードディスクレコーダーにもチューナーというものがあります。
複数のテレビ番組を同時に録画したい方は、チューナー数が2つ以上のものを選びましょう。
ハードディスクレコーダーのメリット
- テレビを買い替えても、録画した番組を見ることができる
- 機種によっては、DVDやブルーレイにダビングできる
- 機種によっては、無線で複数のテレビとつなぐことができる
- 機種によっては、専用アプリでスマホで見ることができる
ハードディスクレコーダーのデメリット
- テレビとは別にコンセントが必要
- 配線がごちゃごちゃする
インターネット接続機能
テレビで動画配信サービスを見たい方や、番組内で行われるアンケートに投票したい方、音声で操作したい方などは、チェックしておきましょう。
有線のものと無線のものがありますので、ご注意ください。
倍速機能
野球やサッカーなどスポーツ観戦が好きな方におすすめなのが、この倍速機能です。
一般的にテレビは、1秒間に60コマで表示して、映像を作り出します。
しかし、倍速機能のついているものは、1秒が120コマで表示するので、よりはっきりと表示されます。
接続端子
最近は、テレビはアンテナだけでなく、パソコンやゲーム機など、様々なものと接続して使われる方も多いと思います。
自分の好きな使い方ができるかどうか、一応、確認しておくことをおすすめします。
音響機能
テレビに搭載されているスピーカーも、メーカーや商品により、立体音響技術の「DOLBY ATMOS」、「360立体音響」など、かなり違いがあります
音にこだわりのある方は、確認しておくことをおすすめします。